< 3・11を迎えて >
東日本大震災から7年となる昨日は、あちこちで番組が組まれ、関連するニュース情報で満たされました。
私に出来ることは出来るだけ多くの番組や情報に触れ、
忘れない事だと思い、朝からTwitterをはじめとするいろいろなメディアを追っていました。
そんな中で感じたことは、追悼式典を東京の国立劇場で行っている様子を見ていて、
果たしてここでの式辞が現地の人たちに届いているのか、という疑問でした。
現在の状況を眼下に見ることもなく、外気のまだまだ寒い気温に触れる分けでもなく、
全財産を津波に流された人々に寄り添う場所でもない国立劇場で式典を行うことに意味があるだろうか・・・・。
せめて、震源地に近く多くの人が亡くなった、そして原発事故で先が見えない暮らしをしている人々の中で、
追悼式をするべきではないでしょうか・・・・。
復興も進んでいるようですが、それぞれの事情によってはその復興が無駄になっている現実も出ています。
復興税として支払っている私たちの税金も、上手に生かされていないことになります。
人々の事だけでなく、原発の隣の森林と、そこに生息するあらゆる生きものに放射線が及んでいます。
私の属する環境団体が事故発生時から現地のモニタリングを開始し、
生物に与える放射線の影響を追っています。
国は復興を本当に必要としている人々各人にとって生かされる方法を、
また放出された放射線が半減するには100年掛かることを、
もっと真剣に考え取り組み、将来へ繋げるべきではないかと思いました。
東南海トラフ大地震も30年内に発生すると言われています。
少なくとも3・11を経験した私たちは、自分が体験した教訓を次回に生かさなければいけません。
改めて幼稚園の災害対策も見直し、確認し、いざという時実践出来るように訓練を重ねましょう。
災害で命を亡くした多くの人々に、また予想もしなかった放射線によって人生を奪われた人々に想いを寄せた一日でした。