< 今日は旅日和 >

平成が終わろうとしている3月30日の午後3時30分、
私は初めての目撃をして、大変幸せな気分になりました。

まずは春の妖精であるビロードツリアブと挨拶を交わし、
そして今年もツバメの飛来に出会えたこと。
それにも増してスーパーな出会いは、春の時期のハチクマとい鷹の渡りに遭遇できたこと。
西風、高度は1、500から2、000メートル上空。
彼らは突然視界に現れた。
白い雲を背景に黒いシルエット。
両翼に厚みがあり、首が長い。水平にゆっくり羽ばたき、
後は風に乗りまっすぐ飛翔する。
間違いない、ハチクマだ。
東南アジアから今年も渡ってきた。1羽、2羽、3羽、それぞれ同じような感覚を保ち、東へ飛ぶ。少ししてまた5羽が連なって来た。
帰ってきた。ツバメ同様日本で繁殖をするために、彼らがまた戻って来た。
その姿はどこまでもカッコよく、彼らの生き様は壮大で神秘に満ちている。
この時期、ここをルートにして渡っているのか!
なんと素晴らしい遭遇でしょう!
ツバメ2羽にも手を振り歓迎して、ハチクマ9羽には涙が出そうに感激して、
見送った。
また明日、風がよければ同じルートを来るかもしれない。
日本に帰って来てくれてありがとう。
もうすぐ新しい時代を迎えるよ。

Filed under: 世界,鳥・トリ・とり — itsuko 16:29

< 春が行く >

春休みも忙しいですが、ふとお山に足を踏み入れればそこは春の芽吹きまっしぐら!

振り向いてくれる人も少ないですが、目に鼻に、春の息吹を届けています。

順番に、

①ヒトリシズカ

②ゼンマイ

③つくし

④タチツボスミレ=先月の9日に生きもの観察会で、「タチツボスミレを増やそう」という活動に参加してくださった皆様。

可憐な白や薄紫のお花が咲きだしました。落ち葉を払ってくださったので、お花が良く目につきます。

ありがとうございました。

⑤同じく。タチツボスミレ

⑥柿の葉の芽吹き

⑦ウグイスカグラの花

⑧アオキの芽吹き

⑨キランソウ

⑩ヒサカキ

の花(今あちこちの垣根になっているヒサカキが満開です。独特なにおいを放ち、存在をアピールしています。ヒヨドリやメジロはこの花の蜜を良く吸います。)


< 修了式 >

幼稚園の桜も一輪、二輪ほど咲き始めました。

お陰様でそんなうららかな早春の本日、平成30年度、50年目の区切りをつけることが出来ました。

大きな自然災害にも合わず、在園児のお友達で命を落とすことも無く、この年度を終えることが出来たことは、何よりも有難い事です。

保護者の皆様には多くのご理解、ご協力をいただきました。

今年度も先生方への多くのご支援が大変な励みに成りました。

作成していただいたアルバムを役員のお母さまから頂戴しましたが、一生の宝物です。

担任以外先生方にも心のこもった記念品をいただき感激至極です。

仕事に使える品物をいただいたようで、毎年工夫を凝らした記念品が本当に力になっています。

春休みも預かり保育がありますが、次年度へ引継ぎまた新たな1歩を踏み出します。

ありがとうございました。

 

Filed under: 幼稚園活動,未分類,社会情勢 — itsuko 19:08

< お騒がせ >

今幼稚園近隣をお騒がせしている、ワカケホンセイインコ(外来種)!

本来は飼い鳥ですが、かごを抜けてあっという間に自然界で繁殖しています。

緑区では四季の森公園で確認され、お隣の大和市では泉の森森林公園に多く見られます。

幼稚園はこの2か所を行き来する、途中立ちより処のようです。

大きな体に鋭いくちばし、おまけに鳴き声がけたたましく、籠の中で見る分にはきれいな鳥ですが、

日本の里山にはどうにも似つかない、厄介者です。

彼らも生きて行くには食べなければなりません。今はお山のエサ台にあるひまわりの種を狙っています。

世界中で問題になる外来種。既にどうにも対応できないケースも多く、その源は全て人の仕業。

悲しい限りです。

ハクモクレンが満開になり、明日は卒園式。

50年を迎えた幼稚園の区切りの式となります。

お別れ会も済んで、子どもたちの気持ちも幼稚園を終える区切りとなっていることでしょう・・・・?

昨日は涙する子もたくさんいましたが、うららかな春の穏やかな日に、人生の最初の節目を迎えてください。

このインコも本来の住処で生きて欲しいものです。

生きものはみんな棲み分けをしているのですから、それぞれの場所でまた輝きましょう。

< 震災の朝に虹を見る >

3月11日は私たち日本人には幾つもある、忘れてはならない日の一つですが、

今日その日は昨夜からの風雨が残り、「きつねの嫁いり」のような天候で開けました。

案の条、北の空にはうっすらと虹が出て、被災者の鎮魂を祈る空に、魂の叫びを、そして安らぎを感じるような朝となりました。

大震災の話は、先日の避難訓練の時に子どもたちにも話しましたが、

もうあの日から8年も経つのですね。

改めて思う自然災害の恐ろしさ。そして一瞬にして全ての財産や家族を亡くされた人々の悲しみや苦しみ。

決して忘れてはなりません。

今日は卒園式の最後の練習も行いました。

一人一人に賞状を渡していると、子どもたちの成長を痛いほど感じます。

生きている事の素晴らしさと、大きくなることの喜びをこの日は一層強く感じます。

毎日を大切にし、また訪れるであろう自然大災害に備え、多くの亡くなった命に心を寄せて、これからも復興を応援しましょう。

今日の新聞には神奈川県の獣医師会がペットとして家族と一緒に過ごしていたモノ言えぬ小さな命も同じ命であることを訴えていました。

動物は私たち人を癒す生きもので、彼らの安定した生息環境そのものが人にとっても最高の住処であることを忘れないようにと伝えています。

飼育動物も野生動物も人と同じ命であることを感じながら、皆であの災害を思い出し、今後の生活に、そしてこれからの生き方に生かしていきましょう。

合掌

< お陰様で卒園茶会 >

平成2年に現在の園舎が竣工して数年は、立派な茶室として存在していたお部屋が、

時代の変遷、保育活動の多様化によっていつの間にか多目的室に様変わり、今ではプロジェクト職員室と化している古の茶室を再現するべく、

創立50年に合わせて竣工した「生きもの抹茶館」

本日改めて茶室での卒園茶会を開くことが出来、なんとも感慨深い思いでした。

どのように流れを組もうか年長さんとお行儀担当の先生方が苦労してくれましたが、

本日は混乱もなく、皆様には喜んで参加していただき、本当に良かったです。

丁度池には2種類のカエルも産卵したところですので、お茶会の雰囲気を残しつつ、

そろそろと野外の春の息吹を体感しながら、卵を見て帰っていただきました。

明日はうめ組とばら組です。お天気が心配ですが、心安らかにいらしてください。

入園児に植えたどんぐりの苗木もお持ち帰りいただきます。

いいお茶会が出来ました。

< 弥生3月 春ですね? >

2月はあっという間に過ぎ、気が付けば3月に入りました。

昨日からの雨でようやく、ようやく、ほぼ1カ月近く遅く、ニホンアカガエルが産卵にやって来ました。

ホットしました。貴重な生息場所が昨年来の工事により変化してしまったか、

単に雨量が少なく産卵期が遅れているのか、

気が気ではありませんでしたが、今朝ツルツルの、ムクムクの、真ん丸ボール状の卵塊が2つ、浅い水面に出現しました。

今週の初めにはお山の頂上にアオダイショウが顔を出してくれましたし、

動き出した生きものたち。春の雨が呼び水になり、眠っていた命の循環が始まります。

残す1カ月。気を引き締めて子どもたちを送り出します。