2020年1月8日
< どうして今日なの・・・ >
ナミアゲハの春型のオスの蝶が羽化してしまいました。
本来は野外で越冬中のはずが、雨も降り外気温10℃に満たない今日、
宿命なのかはたまた室内に蛹が居ることに気が付かずにいた私たちの犯した人災なのか?
蛹スイッチが今日入ってしまったようです。
きれいに羽化が出来ましたが、飛ぶ力が弱く1m程飛ぶと直ぐ落ちてしまう状態でした。
野外には蜜もないし仲間もいない。
虫たちはその生態に合わせて地球環境とリンクしていますから、今の羽化は自殺行為となってしまいます。
結局三角紙(昆虫を採取した時使うパラフィン紙)に入れて冷凍保存しました。
貴重な標本になります。
生きものは生は死と繋がっていて、グラウンドの隅ではシベリアから越冬に来ているシロハラとい野鳥が死んでいたので埋葬押しました。
はるばる海を越えて命を保つために渡って来たはずが、飛来した地で命を落とすとわ・・・・・。
これが厳しい生きものたちの日常であり現実です。
命が続く奇跡と神秘を改めて思うのです。
1枚目は蛹がボケていてすみません。