2020年3月11日
< お茶会を終えて >
新型コロナウィルスの感染拡大が収まらない中、ハクモクレン白い花々に迎えられ、
今年度の年長さんのお茶会を終えました。
クラスを半分の人数に区切りながら、静かなお山の一画で、お抹茶と和菓子(練きり)を召し上がっていただきました。
今日のお茶会はこの日限り。
二度と訪れないこの日の出会いを有難く感謝して催すのが茶道の中の、
「一期一会」という境地です。
これからの人生でお茶を点て、家族がいただくというシーンはなかなかないでしょう。
幼稚園の時にこんな経験をしたことを大切にして欲しいと思います。
そして今日は東関東大震災から9年目。
もう9年も経つのですね・・・・。
あの日の大災害は消したくても消えない記憶です。
今はウィルスという恐怖に世界中が向き合っていますが、
自然災害にもいつ、どこで対峙しなければならないのか、全く予測が出来ない事象です。
一人一人が向き合って、乗り切って行かなければなりません。
年度末の大事な時期に、私たちは過去の大災害と原発事故、そして目に見えない病原体と戦わなければなりません。
来週から幼稚園は再開します。
元気で無邪気な天使たちの溢れる笑顔と声に励まされ、なんとかこの危機を乗り越えようと思います。