さて、新型コロナウィルスの感染が再び活発になって来ました。
首都圏では人の移動が通常の活動量に戻っているようです。
再び厳重な予防策と、感染防止策が求められる時ですが、
ながつた幼稚園も眠っている訳には行きませんから、未就園児さんの見学会を来週から始めます。
本日から幼稚園紹介の動画を配信いたします。
そちらもご覧いただいて、来週以降見学会にいらしてください。
明日はプレ幼稚園と称して子どもたちの遊び会もスタートさせます。
小さのお子さんを連れての参加に不安を覚える方もいらっしゃるかもしれませんが、
幼稚園内は毎日、子どもたちの生活場所をアルコール消毒していますし、
用務員さんが二人もいて、日夜お掃除をしています。
衛生管理は徹底していますので、どうぞ安心していらしてください。
ながつた幼稚園では納付金をいただいてのプレ幼稚園は行っていません。
単発に複数回、無料で幼稚園を体験していただく活動を開いています。
近隣の幼稚園ではプレ幼稚園というと、入園を前提とした保育活動を定期で行っていますが、
単に新入園児の先取りクラスとなっている園も多くあります。
しかし実際上手にクラス活動に馴染めないと、正式な入園を断られる方も何人もいます。
ながつた幼稚園は学校教育法に定められている幼稚園の課程、年少から年長の3年間を子どもの育つ大切な基盤として重視しています。
その信念が硬いので、2歳児さんを早くからお預かりし、決まった活動をするプレ幼稚園は行っていません。
在園児さんに持てる力の全てを提供しています。
乳児期はご両親が惜しみなく愛情を与え、社会(幼稚園)へ出る準備を整えていただく時期です。
早くから親元を離す事が決して良い事ではなく、家庭での身辺自立も含め、十分に親子の絆を作っていただき、
徐々に同年代の子と触れ合い、幼稚園という楽しい環境があることを知らせることが大切だと考えています。
保護者の皆様はどしても早くから何かを身に着けさせようと思うかもしれませんが、
言葉にしろ、技能にしろ、子ども自身が興味を持って、夢中になることから自然に身に付くものです。
特に外国語は必要であればどの年代でも学び、習得することが出来る道具です。
早くから言語を覚えたり、決められた通りに物事を進められれば良いわけではありません。
多くの子と係わり、多様な環境で子ども自身が体験することから生まれる興味や意欲の芽を育てるのです。
何かを教えるのではなく、一緒に楽しむ場が幼稚園です。
男性、女性と個性豊かな先生方が揃っているながつた幼稚園で、思う存分体を動かし、お山を駆け回り、時にはカマキリに手を噛まれる体験を積みながら、
人が抱く感情を育ててください。
「遊ぶ・感じる・考える」3年間にしたいのです。
幼稚園が達成したいハード面の目標と、ソフト面の目標を併せ持ったながつた幼稚園です。
52年の歴史を背負って、このコロナ禍でも伸びやかに幼児教育を進めています。
子どもの未来に何を期待しますか。
地球温暖化で増々気象現象が激しく、危険になる地球環境で、生き抜く精神力を身に付け、どうやって立ち向かい、自立した生活を送る人となるかです。
《太陽に負けない肌を持ち、潮風に溶け合う髪を持ち、どこまでも泳げる力と、いつまでも歌える心、こんなしなやかな人間になって欲しいのです。
風上へ向かえる足を持ち、貝殻と話せる耳を持ち、暗闇を遮る瞼と、星屑を数える瞳と、涙をぬぐえるしなやかな指》を持って欲しいと、
井上陽水が「海に来なさい」で歌詞に綴るような大人に成って欲しいのです。
小さい時に体験した、心と体を育てる時間がいかに多かったかで、人となりは決まるのです。
今、目の前の文字や数が分かる事より、まずは3歳までに食事、排せつ、着替えなどの日常の人としての成り立ちを身に付けさせることです。
その時間を十分に取っていただくのが乳児期です。家庭ですべき役割です。
あっという間に過ぎていく2年、3年間です。とことん子育てに没頭し、家庭を離れて活動できる安心感を芽生えさせておいてください。
その後に、自己実現できる心と体を、ながつた幼稚園で育てて行きたいと思います。
まずは見学会へいらしていただき、在園する子どもたちの伸びやかな様子を見てください。
お待ちしております。