< キリンよ、お前もか >
クロサイもライオンもそしてアフリカを代表するキリンさん、あなたも絶滅が危惧される仲間に入ってしまったのね。
原因はまた同じです。
人による生息地破壊と乱獲。食料となっているのです。
全ての絶滅危惧種の主因が私たち人間活動。私たちの存在自体が多くの野生動物を死に追いやっているという事実。
悲しく、無情で辛い現実です。
雄大なアフリカの大地をゆっくりと歩くキリンの、優美で勇ましい姿を思い出してください。
私は27年前、どうしても野生動物が見たくてケニアとタンザニアを旅しました。
その時サバンナの草原をあの独特なリズムで歩くキリンも目にしました。
感動以外何もありませんでした。
遠くキリマンジェロの山並みを背景に、動物たちはどの種も輝いていたのです。
もうキリンを食べなくても食料は他にあるでしょう。
ましてやその骨髄をエイズ治療の最新薬に利用するようになり、密猟も横行しています。
やはり人を食料とするティラノザウルスの様な動物がいてくれれば、人間も余計なことを考えず最小限の糧で生きていたかもしれません。
DNAがほんの1%違っただけで、私たちヒトには他の動物にない脳が備わりました。
その為に良くも悪くも現在の地球生態系の不均衡と破壊をもたらしています。
これから私たちはよっぽど自制しなければ益々地球上の貴重な生物を失うことになります。
キリンのために何をしましょう、キリンのために何が出来ますか!
物言わぬ動物たちのために、
私は世界中の動物たちの保護や密猟者の取り締まりを最前線で実施している環境保護団体を応援しています。
地道な資金提供が、アムールトラの保護と生息地の拡大、周辺地域に暮らす人々の意識を変え、
結果として生息数を増やすことにつながっています。
ヤンバルクイナにも、カンムリウミスズメにも、ユキヒョウにも、ツキノワグマやホッキョククマにもです。
キリンがいつまでも美しい野生動物としてサバンナの地を歩けるように祈るばかりです。
胃腸炎の感染症が広がっています。国も予防を促しています。
週末のお出かけには注意してください。