2016年12月19日
< お元気で、また会いましょう >
年少から在籍し、今日まで元気に登園していたスリランカが母国のお友達が退園しました。
母国の教育事情に合わせ帰国を選択したものの、ご両親には苦渋の判断だったそうです。
一家で来日して日本の幼稚園に入れる選択も勇気が必要でした。
お母さんは語りました。「いじめられるんじゃないか・・・・」
第2子の出産もあり、お母さんは日本での暮らしに必死だったでしょう。
それでも幼稚園との連絡を密にし、お手紙をきちんと読んで(日本語を勉強しながら)各行事にも全部参加しました。
今日涙のお別れをしましたが、短い間でしたが素晴らしい幼稚園のお友達と先生方に会えて、本当に嬉しかったと言ってくださいました。
先生方のお陰で、いじめられるような心配も全くなく、元気に通えたと喜んでいました。
福島から転居してきたお友達に対し、何の落ち度もない人たちに投げかけられる心無い言葉と態度。
同じ日本人同士でもこんな悪趣味な出来事がある中、
何の心配もなく毎日当園出来た、と言ってくださった外国人の言葉は私たちを何よりも勇気づけました。
どなたに対しても変わらぬ笑顔と真心が伝わったのでしょう。
異国の人々を受入れ、共に生きる寛容な社会が今世界中で問題になり、失われています。
日本での生活が思い出深いものになってくれたのであれば、またいつかきっとお会いできるでしょう。
ご家族皆さんどうぞお元気で。スリランカでの益々のお幸せをお祈りしています。
インフルエンザA型のお友達が発症しました。たんぽぽとばら組です。
引き続き手洗い・うがいとマスクの着用を習慣付け、年末を乗り切りましょう。