< プラスチックごみの将来、愛鳥週間ですから。 >
今世界中のプラスチックゴミが行き場をなくし回収業者に留め置きされているようです。
私は毎回しっかりラベルを外し、キャップを取って、中身を洗って、つぶしてプラごみの箱へ入れています。
これは少なからず私たち使った人間の最低限の自分で出来るエコ活動と思ってやっています。
そして多くの日本人も当然やっているものだと信じて疑っていませんでした。
ところがこれが大きな間違いで、まだ中身が残っていて汚れて分別されていないプラごみが、毎日毎日回収されていました。
それを引き取って分別して処理していたのが中国だそうで、世界中から中国が買い取っていたのです。
ところがこの作業をするにあたり、自国の環境汚染がひどくなり、
人体への影響も出てきているので買取を止めました。
さて私たちの出す大量のプラごみの行き場がなくなってしまいました。
それでなくてもこのプラスチック製品はあちこちの海で固まりになって浮遊し、
やがてマイクロプラスチックとして多くの生きものの体内に入り、そして人へ戻ってくる悪循環に繋がっています。
プラごみのリサイクルは、きれいに洗浄され、純粋なプラスチックのみに分別されないと次の資源になりません。
あなたは自分の出すごみの行方を考えたことはありますか?
そして日々発生しているゴミをきちんと分別していますか?
その前に、ゴミを減らす努力をしていますか?
放射性廃棄物の行き場も世界中で問題ですが、その前にごくごく日常で何気なく捨てているペットボトルのゴミで、
私たちの居住スペースが覆われるかもしれません。
出来ることをやりましょう。
マイボトルを利用して少しでもゴミを減らし、捨てる時はきれいに洗って分別して出しましょう。
子どもがおもちゃを片付けるのと同じです。
次に使う時、または利用する時に問題の少ない方法で利用しましょう。
私たち一人一人に出来ることです。
愛鳥週間が始まる今日から始めましょう。
鳥たちも人の捨てるゴミを間違えて食べたり、海岸や磯に無造作に捨てられた釣り針や釣り糸で命を奪われています。
ウミガメのお腹にはビニール袋が詰まっていて、消化不良を起こして死亡しています。
海に浮いているビニール袋を、好物のクラゲと間違えて食べるのです。
あまりにも悲しい結末ですが、全て人が無神経に引き起こす独りよがりの行いが原因です。
生活の中で出来るゴミ問題を子どもたちにも伝えてください。
この子らが親になる時代にはどうなっているのでしょうか・・・・、ペットボトルが命を脅かす凶器になっているかもしれません。