2019年5月28日
< 学校茶道、始まりました >
年長組になると学校茶道というお茶のお稽古をします。
「茶道」というように「道」の字が付いているので、そこそこの決まりごとがある分けです。
集中力や言葉の意味や心を育てる経験として、情報教育の一環として平成2年から導入した教科です。
「道」のつく日本の文化はいくつもあります。
柔道、剣道、華道に書道、まだまだありますが、どれもそれぞれの神髄を理解し習得するには決められた型があり、作法があります。
茶道もその一つ。楽しみながらお茶の稽古をするのには変わりはありませんが、
家庭でできることも数々あります。
子どもたちが期待して臨んだものと、ちょっと違った印象を持った時、家庭での口添えが、家庭での励ましがその子の気持ちを上げてくれます。
まずは右と左が身に付くように日常のあれこれで気を付けてみてください。
これは身に付けないといけない事なのです。理屈はありません。作法の一つです。
茶道は右手で作法をします。型ですから左でもいいという訳にはいきません。
そして畳に座ること。畳が無いご家庭もあるでしょう。
床でも絨毯の上でもいいのです。正座をしてみてください。足が痛くなります。この感覚もだんだんと身に付いて行きます。
順番を待って、その都度言葉でその意味を伝えます。
「お先に」「どうぞ」「お点前ちょうだいいたします」
中学校で茶道部に入る子もいるほどの、幼児期の体験です。
日常の生活習慣とは違う、最初は窮屈に感じるかもしれない「道」の神髄に少しでも触れられるように、
家庭でも一緒に箸の持ち方・使い方、気持ちを落ち着けて正座をする体験を重ねてください。
「道」神髄がほんのちょっと見えてくるはずです。