< 遠い異国で② >
テレビニュースでも新聞報道でもアルジェリアの人質事件が胸を衝く。
最悪の結果が連日伝えられ、被害に合ったご家族の様子も流れるようになった。
なんと痛ましく、なんと無念なことか。
見聞きするたびに涙してしまう。
今回の事件は今後の日本の海外進出にも大きな衝撃を与え、
また会社側も、もっと身の安全を確保しないといけない事を物語った。
武装闘争・民族闘争・武器・聖戦なんていう言葉から想像される世界(社会)が実はすぐそこにあって、日本とは関係ない事ではない事が明らかになったのだ。
しかしアルジェリアの対テロ対策は、その人たちが自国に貢献し、資本を投資し、雇用を生み出している外資関係者でもお構いなしなのか。
テロ自体が許される物ではないが、自国内で起きるテロ事件とはまた違う対応をしてしかるべきではなかったのか。
あまりにも理不尽でむごい結末に、もっともっと声を上げてもいいと思う。
ある技術者は、砂漠の中で満点の星空を見ようと勇んで職に就いた誠実で心やさしい、日本人の豊かな感性を持った人たちばかりだ。
現実は想像するに及ばない世界があり、人を人とも思わない人々がいる事は確かだが、
こんな事が起こっていいのか、と私は強く思っています。
これからのエネルギー資源を握るアフリカ諸国。
どうしても関係を強くしていかねば日本の経済が立ち行かない。
天然ガスに鉱物資源。
30年も前からアルジェリアに投資し、人脈を作ってきた日本人を、こんな形で見殺しにしてよかったのか、アルジェリア政府よ。
6月には横浜でアフリカ開発会議が開かれる。
アフリカ諸国は海外からの資源開発・技術援助が必要不可欠なのだから、
どうしたら外国人を守れるかを真剣に考えて欲しい。
また日本政府にも世界中で活躍する邦人の生命・財産をどうしたら守れるか、党派を超えて全力で対策を練って欲しい。
もう二度とこんな理不尽な死に方をする人たちが出ないように、
法制度、情報システムを整えて欲しいと強く思うのです。
これから社会へ出て、日本の国を支えるだろうこの子たちが、こんなテロ行為に晒されるのは我慢がならぬ!
私は怒っています。
(一人一人がそう思えばきっと国民の意識として現れると思います。)
只今インフルエンザB型(年少組)、水ぼうそう(年中組)、ノロウィルス(年長組)の発症が確認されています。
欠席しているお友達はどうぞ温かくして、しっかり食事を取って、きちんと治してまた元気なお顔を見せて下さい。