< 夏の訪れ、明暗 >
昨日の日曜日、本当に久しぶりに 渋谷 へ行きました。
学生時代は渋谷を経由して学校まで行っていたのですが、
勤め始めてからはめっきり都会の空気を吸うことなく、時代の流れにも疎くなっていました。
まあその人の多さと、あちこちきれいに成った街並みに驚かされ、気分はまったく『お上りさん』。
そんな中、足を止めて見入ったのが、井の頭線から東急線へのコンコースにある「明日の神話」。
これにはやはり圧巻でした。岡本太郎氏の偉大さを、改めて実感しました。
2008年11月にこの場所に設置されているので、今では足を止めて見入る人はそれほど多くない
らしいですが、私は『お上りさん』なので恥ずかしげもなくしっかり立ち止り、じっくり見てしまいました。
毎日ここを通勤に使っている方には、広告の一つのようになっているかもしれませんが、
ピカソのゲルニカにも引けを取らない大きさと、迫力でした。
ケースに入らず、そのまま取り付けられ、関係者の方々はよくこのような展示に踏み切ったな、と関心しながら
写真を撮って来ました。
この夏の私の目標に、美術館・博物館巡りがありますが(いくつ行けるやら?)
絵画って、やはりすばらしいものだな、と痛み行った次第です。
この感激とは裏腹に、夏の訪れの [暗] として、町を行く若い女性の服装です。
年寄りじみた事を言うと、思われるかもしれませんが、あんなに裸同然の恰好をしていて、
いいのでしょうか。ほとんど下着のような、パジャマのような、お尻ぴちぴちのショートパンツに
胸元が大きく開いて、覗きこめば胸の谷間が十分見えてしまう服を、
なんで不特定多数の大勢の人がいる町中や電車の中に
着て出かけるのでしょうか?そんなに暑いのでしょうか?裸になりたいのでしょうか?
女性の私でも(一応女です)目のやり場に困るような服装で、混んだ電車に乗る人の気がしれません。
迷惑防止条例で最近チカン対策も進んできたようですが、いかにもチカンさんに狙って下さいと言わんばかりの
服装は、逆にわいせつ物陳列防止条例か何か作って、取り締まったほうがいい女の子がいっぱい居たことです。
最近は小学校の低学年の女の子も、流行の雑誌から同じような服装で町へ出かけることもあるそうですが、
どうぞ保護者の皆様、裸同然で歩く事の無いよう、ご指導ください。渋谷駅前の109ビルが大繁盛なのはいいですが、
自分をもっと大切にして、おしゃれを楽しんで欲しいと思います。私もおしゃれをするの大好きです。
でも流行のファッションを見につけるのと、裸同然で歩くのとは違うでしょう。
夏は肌の露出度がそれでなくても上がりますから、要注意です。冷房の利いた室内ではきっと
風邪をひきます。
さて [明] の方は、私にとってだけの明でしょうが、夏の訪れを感じる2つの生き物と1つの植物に今年も会えました。
1つは「ニイニイゼミ」。 10日の早朝10時ごろまで鳴きました。このセミの声がすると、「いよいよ夏休みだなー」、
の気がします。今年も聞けてうれしかったです。なにしろ季節を感じる虫や風景が様変わりしていますから、
同じ場所で、同じように感じられることがうれしいです。
2つ目はヘビ。本日お山で2種類のヘビに遭遇しました。
実は毎年この時期にお山では会っていて、彼らは鳥に匹敵するほど逃げ足が速く、
写真にはなかなか収められません。1種は「ヒバカリ」というおとなしいヘビ。
カエルやミミズなどを食べます。水辺が好きです。(学研図鑑より)
もう1種はシマヘビの子どもでそれも真っ黒系。カラスヘビとも呼ばれる黒化型。
水田から山地森林にすみ、さまざまな脊椎動物を食べます。(学研図鑑より)
前回「アズマヒキガエル」をご紹介しましたが、あの子も食べられちゃうかも!
毎年会えるヘビさんたちにも夏の訪れを感じるのでした。
そして3つ目は夏の花。お山の「ヤマユリ」、 これも毎年株数は少ないですが、
見事に咲いてくれます。この花の発生も、お山がお山としての機能をなしえている証です。
素敵でしょう。自生種ですよ。そしてこれは神奈川県花です。