< 友達作り >
友達ってどうやって作って行くのでしょう。今の自分が周りの人たちと
どう付き合っているか、または子どもだったころ、どうしていたかを思い出すこと、ありますか?
年長組ともなると、自我がはっきり出て来てぶつかり合う時もありますが、
気の会う子を見つけて、仲良しの友達が出来るのもこの頃ではないでしょうか。
でも友達作りに「マニュアル」はありません。{ How?? to????make?? 友達 } を学んでも
その通りに出来るものではありません。
なぜなら当事者同士が作るその場の雰囲気やフィーリングを感じつつ、
いわば空気を読みつつ、話が合う子や遊んでいて楽しい子が仲良くなって行くのでしょう。
つまり自分で掴むものなのです。人に与えられて、または指示を受けて友達に成ろうとしても
上手くいきません。幼児にも同じような、自分たちだけが通じるやり取りを持っていると思います。
それを信じる、それに任せてみる、という判断がとても重要になってくると思います。
要は、親や教員が友達作りに口を出す必要は最小限に抑えるべき と考えます。
もちろんアドバイスやケンカの仲裁は親や教員としての責任において心配を取り除く援助は必要ですが、
あれこれと心配し過ぎること(過干渉)は、子どもに逆にプレッシャーやストレスをかけることになりかねません。
どうしても好きになれない子、または反りが合わない子もいるでしょう。
でも子どもの世界は『お互いさま』が基本です。相手の事も認めながら(相手も4歳、5歳、6歳の幼児です)
子ども力を信じて任せてみる、親が子離れしてみるのも方法です。
ちょっと子ども同士の友達付き合いで思い当たることがあるので、少し思いをめぐらしてみました。
私たち教員が出来ることはみんなに遊ぶ楽しさを伝えること。ダイナミックな遊びで思い切り体を動かすこと。
意地悪をしたり、言われたりの場面はその場で制して処理すること。
子どもたちに相手の思いも考えさせること。
後は子ども同士の力を信じることです。
まずは子ども同士のつながり(遊び方)ををよく観察してみましょう。ヒントが隠れています。
1学期は後わずかですが、2学期に向けて取り組みたい課題の一つですね。