2013年12月2日
< 原子炉の日 >
さて12月です。1年は早い。また師走がやってきました。
そして今日は原子炉の日だそうです。
原子炉といえば福島原発の1号機。
原子炉そのものが溶けて落下。それを冷やすために入れられている冷却水が漏れています。
NHK特集のこの汚染水漏水番組は、「やはり日本はもうダメだ・・・」という気持ちになりました。
日本は水の国。四方を海に囲まれ地下水や湧水も豊かな国だ。険しい山野がもたらす恵みにはいくつかありますが、
雨水が清水となって湧き出し、海へ帰っていく循環システムもその一つ。
この豊かな森林が豊富な清水を作り出し、海へ注ぎ込むことで漁場の環境が保たれている。
その天然水がこの原子炉にも容赦なく流れ込み、本来は田畑を潤し海の資源になるはずが、
漏れ出した放射能物質がこの豊かな水までも死なせていく。
何十年、何百年後にまで影響を与えるだろうこの問題。
覆水は盆には返らないのだから何とかして方法を見つけ、恵み豊かな天然水が汚されないようにして欲しい。
懸命に作業する人々を思うと頭が下がるが、これほど難しい、そして厳しい問題を抱えているのに尚、原子力発電を推進しようとする国の方針は、どう考えても国民の理解は得られないだろう。
使用済み核燃料を一体どこへ処分をするのか!という問題もある。
世界では水を巡るビジネスが活発で、多くの地域が飲み水を得るのに苦労している。
日本の豊かな水が豊かなままで利用できるのは後どれくらいになるのでしょう?
これ以上きれいな水を無くさないように、私たちが毎日普通に使ってる水を汚さないように、そして大切に、無駄にしないように、せめてそのくらいは心掛けましょう。
せめてこれくらいは意識しましょう。
昨日の番組は本当に怖い、今起きている事実を綴っていました。