2014年1月16日
< フクロウとの再会 >
やっと姿を見ることができました。
鳴き声は何度も聞いていたのですが、昨晩たまたま外に出ていたら暗闇から伝わる彼の声。
「フクロウだ!」
私は急いで双眼鏡を取りに戻り、凍てつく闇へ飛び出した。
幸いにも昨日は月齢が14,0。つまりほぼ満月に照らされた林は林道が見え、ライトがなくても歩けたのです。
音を立てないように近づき、真似をして鳴いて見ました。
縄張り意識、または仲間意識が強いフクロウ類は、よく同じ声に反応し,声の方へやってくる。
案の定彼は私の頭上を羽音を立てずに飛び、高さ10mほどの杉の木の横枝に止まったのです。
見てる、こっちを見てるぞ。
私は双眼鏡で彼を確認し、じっと見つめ合いました。
そして鳴き交わしました。
こんな事ってあるかしら・・・・。
彼は顔をキョロキョロ動かし、辺りを警戒しながらも私を見つめるのです。
何度か近くの枝に飛び移り、最後は杉の枝の中にザザザーと音を立てて入って行きました。
ねぐら入りしている小鳥を狙ったのかもしれません。
それから姿が見えなくなりました。
街中から差ほど離れていない小さな林で、野生動物の頂点に立つフクロウに会える!
これは周囲にフクロウが生息できる環境があるとということ。
夜食料を取れる場所や、その獲物がいるとということです。
数少ないこのような環境はなんとしても残さないと行けません。
私を元気にしてくれたフクロウに,? 今晩も会えることを願って、満月を見上げます。
亜種エゾフクロウ(中標津空港内展示写真)
Filed under: 鳥・トリ・とり — itsuko 17:48