2014年3月6日
< 啓蟄 さむーーーい >
雨上がりで快晴ですが風が冷たい。
ピューピューと木枯らしのようですが、今日は啓蟄。
虫たちもそろそろ活動準備です。
久しぶりのお山遊びで早速報告を受けました。
「先生、木の枝に小さな虫がいた。」
「先生、羽見つけてきた。これは何の羽?」
「羽って何処に行けばあるの?」
「お山をゆっくり歩いて探してごらん。」
「うん、わかった!」
10分後、「先生、あった。これは何の羽?」
「ムムム、これは少し珍しいぞ・・・・・」
水洗いして整え、図鑑を出してきて調べました。
どうやら大型ツグミ類の風切羽のようです。
抜けてから時間が経っているようで、正確にはわかりませんが、冬鳥としてロシアから渡ってきている鳥(シロハラ)の風切羽のようです。
「この羽と、この羽、よく見てごらん。どこが違うかな・・・・」
「色が違うよ。あっ、形が違う!」
その通りです。一人の男の子が見つけてきたのはキジバトの尾羽。
そして風切羽は肩の羽なのでカーブが掛かっています。その違いを見つけたのでしょう。
「ほらここ、肩の形に曲がっているね。」
「うん、うん、本当だ。}
今日は二人にとって宝物になりました。
お山の中では、
「先生、お山はあったかいね。」
「本当だね。風が来ないね。」
こちらもその通り!グラウンドは風が吹きさらしですが、山では木々が風を遮ります。
森林の持つ意味が、こんな小さな林からもわかります。
木々が茂ることで山そのものを守り、根が張る事で地盤を保ち、落ち葉が土壌を作ります。
「お山は暖かいね。」
この一言でながつた幼稚園のお山が子どもたちのための自然環境になっていることがわかります。
もうすぐ池の主(アズマヒキガエル)も姿を現すでしょう。
益々子供たちの声がこだまするお山になります。