2015年9月1日
< ニホンザル、雷鳥を食べないで! >
日本全国防災の日に、本来なら迫り来る大災害に備え、あれこれ思いを巡らしたいところですが、
鳥をこよなく愛する私には衝撃的な写真と記事を目にしてしまいました。
ニホンザルもサル目の生息地の中の日本は北限で、温泉につかるサルは世界的に有名です。
そしてニホンザルは固有種で、ある地域でのタイワンザルとの交雑も危惧されている愛しい動物ですが、
何も2,800mの高地にまで登ってきて、サルのちょっと上でランク付けされているニホンライチョウ(特別天然記念物)のヒナを食べなくてもいいじゃないですか。
本当に、本当に衝撃を受けました。
ニホンザルがパクリとヒナを頭から咥えているのです。
ニホンライチョウはその絶滅が危惧されている1種。
毎年のように個体調査が行われ、生息地の保全も必死で行われています。
それなのに、雑食性のサルに食べられていたなんて・・・・・・・。
サルも夏の食料を求めて高地へ上がるのでしょうが、ニホンライチョウはこの乗鞍や立山や新潟県の火打山や焼山にしか棲めないんだから、ニホンザルは彼らに場所を譲ってあげて下さい。
どうぞヒナを食べないで!!!
さあ、どうしたらいいのでしょうか。
看板立てても読めないし^^;
「ライチョウのヒナ捕食禁止!」なんてー0ー;
研究者にもきっと衝撃が走ったことでしょう。
野生動物にはまだまだ人間が知らない、隠された生態があり、
「食う・食われる」の関係はその生息環境によって日々進化しているのが実態でしょう。
目の前を通り過ぎていったあの可愛いニホンライチョウの親子が思い出されます。