< 伸びる子 >

2学期制を取っている教育機関は、だいたいこの時期に前期と称する

単元を終了すると思います。

ながつた幼稚園でも近隣の小学校に合わせて2学期制を導入しました。

そのため本日で年間カリキュラムの半分を消化した事になり、

その成果をお知らせするのが 『伸びる子』 です。

これは新園舎に建て替えた際、何か新しく子どもたちへの具体的な

指導所見を保護者の方々に提供しようと考え、現理事長(病気療養中)

が小学校で渡される 「あゆみ」 に匹敵するものを求め、

たまたま地方からながつた幼稚園を見学にいらした園長先生の

アドバイスも受け、始めたものです。

ネーミングはやはり子どもの成長を意識した事と、園歌の中に出てくる、

「ふきのこ 伸びる  ぐんぐん 伸びる」 をそのまま取って、

『伸びる子』 と致しました。

前期を終えての子どもたちの様子をお伝えします。

大人になった時のすばらしい記録の一つにもなるはずです。

どうかお母様、失くさずにしっかり保管してお嫁に行く時や、

独立して家を出て行く時など、そっとお子さんに渡して下さい。

きっと喜んでもらえると思います。

余談ですが、私の連れ合いは小学校の時の通知表を大事に持っていて、

そこには本当に本人を見透かしたような先生からの所見が添えてありました。

「K君はもっと人の意見を聞いて、みんなと力を合わせてみましょう。

(要は協調性に欠ける! と先生は指摘しています。)そして自分の意見ばかり

通さないように気を付けましょう。」 とあります。

先生、その通ーーーり!いい事を言って下さいました。

しかし、今でも直っていません。残念!

私も含めて中々性格は変えられないものですね。

本文に戻りますと、『伸びる子』には幼稚園教育要領に沿って、

保護者の方々にも目安になる5領域の内容も併記いたしました。

先生方にとっても所見の書き方は大変勉強になり、

日頃子どもたちをどのように観察し、理解しているかが問われます。

その子の成長したところを見逃さないように、逆にこれから必要とされる課題への

アドバイスも加味してお伝えします。

まだまだ表現力に乏しい先生方もいますが、教員としての資質向上の訓練の意味も含めて

取り組んでいますので、参考にしてみてください。

保護者の方からもお返事をいただく欄があります。

是非ご記入いただき、捺印の上、後期の開始日にご提出ください。

「所見の内容についてもっと担任と話したい」などのご要望がありましたら

どうぞご連絡ください。面談などでより深くお子さんの様子をお伝えしたいと思います。

『伸びる子』 の名の通り、後期も多くの実体験を通し、そこへ私たちそれこそ

多様な先生方とのかかわりで、自立心を付け、好奇心を持ち、明るく元気な

伸びる子どもたちを育てたいと思います。

Filed under: 幼稚園活動 — itsuko 16:42