< お山しっとり、何だこりゃ! >

大雪に見舞われている北海道や東北地方、北陸山陰地方の方々には申し訳ありませんが、神奈川では昨年の年末からずっと雨が降らないカラカラ天気で、空気はもちろん、お肌がバリバリ・カサカサ状態だった昨日までの天候に、やっとほんの少し、潤いが戻って来ました。スズメの涙程度のお湿りでしたが、それでも今日のお山の空気はしっとりと柔らかく、肌にはやさしく、木々たちにも安堵感が漂っていました。ちょっとしっとりした落ち葉がわかるでしょうか。(表面が濡れているのです)

そんな中、変な物いろいろ発見!

なんだこりゃ?????

子どもたちの芸術作品かはたまた、

いたずらか??????

いくつか納めてきました。

まずはこれ! んーーーーと、これ逆さまかな?もしかすると、お顔!

どこからこの石、持って来たんだろう?

この茶色くまるい物は、栗のいが。まだ有ったのね。良く見つけますね。

エーとこれは???  もちろん小枝を集めて、漢字のつもりかな・・・・・。

イヤ違うな。橋のつもりかな・・・・・・・。うーーーーーん、わからない。

これはお山のあちこちに出没する、子どもたちには有名な木片。その名も 「ねずみ板」。

(車付)は、意味不明です。今日はこれが土留めの策の上に乗っていました。

そしてこちらも。

続いて、200円。 なんだ、こりゃ。何が200円なのかな???誰が置いたのか、きっとお山の頂上で秘密基地を作っている年長さんが、金曜日の遊び時間に置いていったのでしょう。朝一番にお山の見回りで、発見しました。

こんな変な物が、遊び道具なんです。 ねずみ板を知らない幼稚園のお友達は、もぐり!ですよ、きっと。そのくらいお山好きな子どもたちには有名な変な板です。 必ず秘密基地の拠点に一緒にあります、この2点。どこから来たのか、誰も知らず!

そしてこんな物も。

 

わかりますかね、この羽の残骸。これは私からすればさほど珍しくないのですが、これも山で生き物が残した、生きた証。

周りにはもっともっとたくさんの羽根が散乱しているのですが、これは長津田やみなみ台に住み着いている 「ドバト」

これです、の羽根。

 犯人は 「オオタカ」 という森の中の筆頭捕食者、言わずと知れた タカ=鷹 の仕業。

毎年3~5回程度、この光景はお山で繰り広げられます。

でもこれは生態系の自然な姿。食う・食われるの関係が整っていれば、野生が崩れる事はありません。自然界は丁度バランス良く出来ているのです。いえ、出来ていたのです、かつてはね!オオタカも生きていかなければ成りませんから。

お肌には今日のような潤いが何よりの保湿効果ですが、もう夕方には乾燥してしまいましたね。

引き続き肌のお手入れと火の用心!どうぞ注意して下さい。

そして明日は、因縁の日韓戦です。わかる方にはわかりますが、 ガンバレ、日本! イノハさん、素敵!

でも2番のあなたがなぜあそこに!? イヤ、イヤ あなたはヒーローです。 

Filed under: お山の様子(生き物と植物) — itsuko 16:50

< 今日も鳥 >

さて久しぶりに 鳥 さんのご紹介。

今日は ら行 です。 ら行なんているかな? はたまた、写真があるかなと思ったら、最初は

ラ: ライチョウ  いましたね! 素敵な鳥が。ヒナも一緒です。 かわいいですね。

リ: リュウキュウコノハズク   何と夜間撮影での1枚。そして幼鳥です。こちらもかわいいーーーーー。と思ったっら、

写真が見当たらないので、同じ夜間撮影の アオバズク を見て下さい。 リュウキュウコノハズクと一緒にホーホー鳴いていました。

ル: ルリビタキ  これは先日 「冬のきれいな鳥」 の場面でお届けしました。もう一度、どうぞ!

レ: レ はレンカク という 鳥がいますが、写真がありません。まだ野生では見た事がないのです。

静岡の掛川花鳥園 にはいます。

ロ: ロ で始まる鳥はいませんでした。

以上、おしまい。

Filed under: 鳥・トリ・とり — itsuko 18:41

< 大寒、悪寒、もうアカン >

一番寒い日、大寒。本当に今年の冬は寒いですね。まだまだ続くそうで、オーさぶ。 と背中に悪寒が走り、

あーもうアカン!

風邪を引きそうなので帰ります。

このブログ始まって以来の短さ。

113文字で、失礼します。明日は皿盛りカレーです。

Filed under: 未分類 — itsuko 19:34

< 全面凍結? >

毎日寒い日が続いていますが、風邪などひいていませんか?幼稚園ではいよいよA型のインフルエンザのお友達が出てしまいました。

実は年少さんのM先生も罹ってしまい、お休みをいただいています。幼稚園の先生という事もあり、今週は 出勤停止 となりました。

M先生は予防接種を受けていましたが、受けていても罹るんですね!軽症で済むようですが、罹るんだ。

とにかく体力、免疫力を落とさないようにして、日頃の手洗い・うがいと共に、予防に努めましょう。

さて、お池が大変な事になっています。煽った先生もいて、池に落ちた子が現れました。落ちる!という事は、もしかして乗った????

毎日の寒さで、水深の浅いお山の池はパット見ると下まで凍っているように見えます。そこでN先生、「歩いてみよう!」

おーーーーーい、そんな事ダメに決まってるでしょう。案の定、年長さんの一人が バリッ! と音を立て水没。「ギャー、冷たい~~~」

という分けです。そりょあ池の氷を見るとついつい トントン と叩いたり、そーーーと足を乗せたくなりますが、そこは先生としては予測をしてもらわなきゃ、いけません。

周りの土手にも足を踏み入れてしまい、霜柱と共に土がぼこぼこ、氷の上がどろどろ、池の周りがガチガチのぐちゃぐちゃ!

ふーーーう、どうしましょう。

子どものいたずら心も分かりますが、メダカやヤゴが越冬をしていますし、ここは少し子どもたちに我慢してもらい、見るだけにしましょうね。

N先生、「渡ってみよう!」 なんてとんでもないことを言わないでください。

まったく、もう。

Filed under: お山の様子(生き物と植物) — itsuko 17:39

< 鎮魂 そして祈り >

今日は阪神淡路大震災から16年目の日に成ります。毎年慰霊祭が行われますが、心の傷と爪後はなかなか消えません。

未曾有の大災害を新聞やテレビ映像で見る度に、目を疑います。アメリカの同時多発テロのライブ映像を見ていた時は、立っていられませんでした。テロは人災ですが、災害は地球誕生から途絶えた事がありません。

人々は、そして同じ星でクラス生物たちは、その自然災害と闘いながら自分たちの住処を守っていくしかないようです。

もちろん知恵と近代技術と人々の助け合う精神がそれを支え、防いで行きますが、中々追いつきません。

今世界中で気象災害が猛威を奮っています。オーストラリアやセイロンの大水害、アメリカニューヨークの大雪。日本でもこの冬は積雪が多く、北日本では苦労されています。

気象災害の原因は、私たち人間の近代化とエゴの象徴とも言っていい、地球温暖化によるところが大きいようですが、毎日災害の映像を見ていると、心が痛くなります。

阪神でも今日の追悼式を迎え、改めて災害に対しその事実を多くの人が知って、これからの防災に生かし、亡くなった方々への祈りの思いを、胸一杯に抱いた事でしょう。

「災害に備える、備えなければいけない」 と仕事柄思いを寄せますが、実際本当に大地震が来ても、この建物は大丈夫なのか、実は不安に思うのです。検査結果は合格ですが、どんな災害(天災)が起こるかは、だれにも分かりませんし、起きてしまった場合、自分は子どもたちと、教職員を守れるのか。自分の命もままなりませんが、不安です。

出来る事はしていますが、全世界でこれ以上大きな災害が起こらないように、また今続いている災害が早く治まり、人々がそして生物たちがまた復興出来るように、祈るばかりです。

Filed under: 未分類 — itsuko 18:08

< 水辺の宝石 >

いつ見ても、どこで見ても、「きれいな鳥ね!」と言わない人がいない、その名も カワセミ。

私は動画から静止画へ落としているので決してきれいな写真ではありませんが、たまには何の記事もなく無条件に美しい鳥を見て下さい。寒くても元気です。

 

 

私はメス。食事をしているところです。私の嘴から頭部は新幹線新型車両のモデル。

 

文句なしの美しさ。オスもメスも同じ色。メスは嘴の下側が赤いのです。違いはそのくらい。鳥類にあっては少数派。

 飛んだ!ボケボケだ。

残念!

おしまい。

Filed under: 鳥・トリ・とり — itsuko 17:58

< お父さん、カッコイイ! >

今週はいろいろ続きますが、今日はお餅つき。

ながつた幼稚園では恒例の新年餅つき大会です。そしてこの行事にはもう一つ大きなねらいがあり、一つはもちろんお餅を蒸すところから見せて、人がしっかりついて、できたてのお餅を食べること。

THE 食育です。もち米に触れ、蒸し上がったコメを一口食べてみてどんな感じか体験し、味わい、杵と臼でついて、お餅にする。そして海苔と黄粉で味を付けて、初めて食物になる。

 

この作業を見る、経験する事で食事の大切さや、大変さ、作る人への感謝などいろいろ学ぶわけです。家庭では出来ない経験の一つでしょう。そしてもう一つがお父さんのお手伝いです。

 

 

事前に募って、お手伝いをしていただきました。年長さんは毎年、もう3年続けて立候補して下さる方もいます。お父さんが行事に積極的に参加して下さる事で、幼稚園教育への理解と信頼を持っていただくと共に、子どもたちに父親の力強く、カッコイイ姿を見せてあげる活動に位置付けています。いざとなったらお父さん! です。

今日ばかりは働くお父さんをアピールしましょう。クラスでは配膳の手伝いに少々緊張気味ですが、中々いい光景です。

 

みんな、美味しいでしょう!格別でしょう! おいしく食事をいただける事に感謝しましょうね。

これが噂の けんちん汁。とにかく根野菜がいっぱいのすまし汁。売れ行きトップクラスです。私が考案しました!(しつこいか?)

 

ご協力いただいたお父様方、父母の会の役員のお母様、お疲れさまでした。ありがとうございました。

 

Filed under: 幼稚園活動 — itsuko 13:52

< バクの日 > 

幼稚園関係者でない方はこの表題を見て、「何だ、この日は?」と思われるでしょうね。

確かに変な命名ですが、このバクはながつた幼稚園のキャラクターである動物のバク。決してお弁当をバクバク食べる、バクではありません。

この名前を取って、月に1度行っている 「縦割り教育」 の日を ≪バクの日≫ と名付けています。

さて、縦割り教育とは何ぞや? 

ほとんどの幼稚園は小学校同様、同学年でクラス編成をし、学年割を組み立てていますが、中には学年を越えて(混ぜて)クラス分けをしている幼稚園もあります。これを縦割り教育と言います。

異年齢の関わりを幼児期に持つ事で、初めての子どもたちだけの世界(社会)に触れる幼児期に、多様性を持たせるねらいがあります。自分よりお兄さん、妹 の関係を遊びの中で感じ、意識させるねらいです。その日を設けているわけです。

普段は2クラス、3クラス単位でゲームをしたり、制作をしたりしますが、今月はお正月月ですからそこは少し案を練っています。

日本の伝統文化にある「昔遊び=お正月遊び」を体験させる活動です。

今年は豪華キャストによる、子どもたちへのデモンストレーションDVDを制作しました。

もちろんキャストは男子の先生方。少々女子の乗りのいい先生も加わって、子どもたちが見て楽しそうで、やってみたくなるDVDに仕上がりました。監督はW先生。もちろんプロデュースはわ・た・く・し。

見せてもらったDVDにはダメ出しをしたい部分もありましたが、本人たちが楽しそうにやっているのでGOサインを出しました。

何の遊びでもそうですが、自分が楽しくなければ周りも、仲間も楽しくありませんから。

映像には凧揚げ、コマ回し、ダルマ落とし、かるた取り、羽子板遊び を入れています。

 

そしてやってみたい遊びに挑戦しました。日本の遊びに触れたことが無い子もいるかもしれません。

何かで、どこかで触れないと、まったく知らないまま大人になってしまいます。これは問題です。普段はなかなかしないかもしれませんが、ふと触れた遊びが大好きになり、どんどん上手になる子もいます。またそんな機会が子どもたちには必要です。

現在この取り組みから、何と、「コマクラブ」 なる物が自然発生し、師匠のO先生の指導でみるみる上達している子も多いのです。

自宅でも「コマを買って欲しい」 と要望を出す子もいて、広がりを見せています。

さあ、やってみましょう。お正月遊び!別にあ正月だけではありませんが!

 

 

 

Wii やDS のソフトにはないと思いますので、学校(幼稚園)で、そして家庭で触れてみないと、だんだん消失してしまう遊びですね。

今日のバクの日はそんな1日でした。

Filed under: 幼稚園活動 — itsuko 16:45

< 人形劇 ありがとう >

ながつた幼稚園では開園以来公演をお願いしている 劇団ちろりん さん。

一時音楽会やマジックの出し物も行いましたが、やっぱり誰でも楽しめる、そして身近に感じられる人形劇に戻って来ました。

もう長いお付き合いになります。

今年はいつもとはちょっと違ったパターンの公演でした。パネル動物を使った劇と、

 

人形を操る人形劇、

 

そしてこの時期ならではの子どもたちにはヒヤヒヤ物の、「獅子舞」 。

 

案の定、泣き出す子も続出でしたが、日本の伝統文化にも少し触れて、楽しい人形劇を見る事が出来ました。

最後は悪い物を食べてくれるという獅に頭をかじってもらい、お正月の福を呼び込みました。泣くのは年中さんにも!

 

地域の皆様にも開放し、無料で見ていただいています。今年も新入園児のお友達と、ご近所の方々が一緒に楽しみました。

劇団ちろりんさんは昔ながらのオーソドックスなスタイルを守っていますが、お芝居が丁寧で団員の方々も本当に人形劇に情熱を持たれている、ベテランの方が多く(若手がいないのはそれはそれで問題でしょうが)、飽きることなく芝居が進みます。

今日の獅子舞は若いお兄さんがやっていましたから、後継者もきちんと居るのでしょう。ふきの子会の為に小道具の作り方を聞いた事もありました。

なかなか経営は厳しいと思いますが、日本の昔話を伝統的な人形劇で多くの子どもたちに伝えて下さい。応援しています。

今日は1日、ありがとうございました。

この写真の掲載は全て劇団ちろりんさんに許可を取っています。

Filed under: 幼稚園活動 — itsuko 15:06

< 1.11の攻防 >

いやーーー、今日は寒いですね。

朝の外集合では、「冬は寒いんだよ。寒くなければダメなんだよ。」と言ってお山の厚さ1,3㎝ほどの氷を見せましたが、指ががちがちになりました。

池は3度目の一面凍結です。

?

さてさて、今日は1並びですね。2011年1月11日。

冬枯れのお山では熱い熱いなわばりをめぐっての攻防戦が繰り広げられています。

正体はシロハラ・アカハラ・ツグミの同じ属同士の違う種の三つ巴の戦いです。そこへ異端児のガビチョウが参戦しました。これは全部鳥たち。

冬場はもちろんエサがありません。少ない食物を求めてどの種も必死でなわばりを守ります。食べ物がある所は貴重な場所です。

お山の隣に小さな畑があります。畑には虫がいるのです。冬でもね。もちろん畑の作物もいい食料です。これらを争っているのです。

ここがその現場です。ここはお山の駐車場の奥。あまり子どもたちも行かない場所です。

一番優勢なシロハラ。口を開けて、羽根を震わせ怒っています。鳥たちにとって威嚇は重要な行動。求愛の次くらいかな!

手前がツグミ。割とマイペースでひょうひょうとしています。後ろのお腹が赤いのがアカハラ。こちら今のところ少し劣勢ですが、この手前のツグミと空中戦を繰り広げたばかりで、双方とも放心状態! って所です。

そこへそんな状態になっているなんて事、まったく知らんふりのガビチョウが参戦。

小屋の中に入っているのがガビチョウです。ここは手前にいるシロハラさんのお気に入りの場所。これを放っておくわけには行きません。

ほら、取り戻しました。そして雄叫び!

ここは私の場所でーーーす!と宣言しています。でもちゃっかりここへ降りて来て、食べているのはこの小さな実。カマツカという木の実です。これがこの辺一面に落ちていて、落ち葉を嘴で跳ね飛ばして食べます。食べているのはツグミ。

体の模様が落ち葉に似ているので、分かりずらいですね。でも嘴の先に小さな赤い実を持っているでしょう。冬の貴重な食料です。

とまあこんな調子で4種の攻防はこの冬いっぱい続くでしょう。ガビチョウ(異端児)は参戦しているつもりはないようですが・・・・・。

ガビチョウについては「特定外来生物」=12月13日の記事を見て下さい。

今日はここまで!