< 友達作り >

友達ってどうやって作って行くのでしょう。今の自分が周りの人たちと

どう付き合っているか、または子どもだったころ、どうしていたかを思い出すこと、ありますか?

年長組ともなると、自我がはっきり出て来てぶつかり合う時もありますが、

気の会う子を見つけて、仲良しの友達が出来るのもこの頃ではないでしょうか。

でも友達作りに「マニュアル」はありません。{ How?? to????make?? 友達 } を学んでも

その通りに出来るものではありません。

なぜなら当事者同士が作るその場の雰囲気やフィーリングを感じつつ、

いわば空気を読みつつ、話が合う子や遊んでいて楽しい子が仲良くなって行くのでしょう。

つまり自分で掴むものなのです。人に与えられて、または指示を受けて友達に成ろうとしても

上手くいきません。幼児にも同じような、自分たちだけが通じるやり取りを持っていると思います。

それを信じる、それに任せてみる、という判断がとても重要になってくると思います。

要は、親や教員が友達作りに口を出す必要は最小限に抑えるべき と考えます。

もちろんアドバイスやケンカの仲裁は親や教員としての責任において心配を取り除く援助は必要ですが、

あれこれと心配し過ぎること(過干渉)は、子どもに逆にプレッシャーやストレスをかけることになりかねません。

どうしても好きになれない子、または反りが合わない子もいるでしょう。

でも子どもの世界は『お互いさま』が基本です。相手の事も認めながら(相手も4歳、5歳、6歳の幼児です)

子ども力を信じて任せてみる、親が子離れしてみるのも方法です。

ちょっと子ども同士の友達付き合いで思い当たることがあるので、少し思いをめぐらしてみました。 

私たち教員が出来ることはみんなに遊ぶ楽しさを伝えること。ダイナミックな遊びで思い切り体を動かすこと。

意地悪をしたり、言われたりの場面はその場で制して処理すること。

子どもたちに相手の思いも考えさせること。

後は子ども同士の力を信じることです。

まずは子ども同士のつながり(遊び方)ををよく観察してみましょう。ヒントが隠れています。

1学期は後わずかですが、2学期に向けて取り組みたい課題の一つですね。

Filed under: 未分類 — itsuko 16:27

< 貝とアサガオ >

本日予定しておりました年少組の水遊びは、雨天のため中止となりました。

残念!でした。ちょっとくらい雨が降っていても、気温が高ければ、どうせ濡れるんだから

やってはどうですか?と年少さんにお尋ねしたら、「ダメです。雨天の場合は中止 と

お手紙に書いています。」と叱られました。イレギュラーな事をすぐ提案してしまう

私は、時々先生方のヒンシュクを駆ってしまいます。

どちらにしても今日は中止でした。毎年水遊びの時間を全学年で取りたいと思っているのですが、

どうしてもカリキュラムがタイトで実現しません。来年はまた考えましょう。

で、本日のタイトルはこれです。

  

お行儀のお菓子。「貝とアサガオ」 干菓子です。毎回その月の季節を感じるお菓子を用意しています。

おいしそう!、涼しそう!ですね。このお菓子をいただき、講師の先生方が点てたお茶をいただきます。

次の写真は茶せんとお茶碗。お茶碗は少々高価です。園児の皆さん、どうか落とさないようにお願いします。

練習時も本物を使いましょう。(精神を学ぶには正道を行かないとね)

そして「夏の訪れ明暗」でニイニイゼミの声を初認した話を載せましたが、昨日続いて、ヒグラシも聞きました。

さあ、ヒグラシはどのように鳴くでしょうか?

こんな歌があるんですよ。

「夕方のおかあさん」という、素敵な歌です。

今の子供たちにも是非歌って欲しい曲ですが、だいたい先生方が知りませんから

困ります。

「夕方のお母さん」 作詞:サトウハチロー  作曲:中田喜直

♪ かなかなぜみが遠くで鳴いた

  ひよこのかあさん 裏木戸あけて

  ひよこを呼んでる ごはんだよ~~~(ごはんだよ~~~)

  やっぱり同じだ 同じだな   ♪

曲をお伝えできないのが残念ですが、夏の夕方の茜ぞらにぴったりの

素晴らしい曲です。2番、3番もいいですよ。ご存知の方はお子さんに歌ってあげて下さい。

正解は、「カナカナカナカナ・・・・・・」

カナカナとは聞こえない、という意見もありますが、とにかく蒸し暑い夕暮れに一陣の涼をもたらしてくれる

自然の音です。これから少し茂った林にはたぶん生息していると思いますので

朝と晩、耳を澄まして見て下さい。朝は夜明けですから早起きを!

< 夏の訪れ、明暗 >

昨日の日曜日、本当に久しぶりに 渋谷 へ行きました。

学生時代は渋谷を経由して学校まで行っていたのですが、

勤め始めてからはめっきり都会の空気を吸うことなく、時代の流れにも疎くなっていました。

まあその人の多さと、あちこちきれいに成った街並みに驚かされ、気分はまったく『お上りさん』。

そんな中、足を止めて見入ったのが、井の頭線から東急線へのコンコースにある「明日の神話」。

これにはやはり圧巻でした。岡本太郎氏の偉大さを、改めて実感しました。

2008年11月にこの場所に設置されているので、今では足を止めて見入る人はそれほど多くない

らしいですが、私は『お上りさん』なので恥ずかしげもなくしっかり立ち止り、じっくり見てしまいました。

毎日ここを通勤に使っている方には、広告の一つのようになっているかもしれませんが、

ピカソのゲルニカにも引けを取らない大きさと、迫力でした。

ケースに入らず、そのまま取り付けられ、関係者の方々はよくこのような展示に踏み切ったな、と関心しながら

写真を撮って来ました。

この夏の私の目標に、美術館・博物館巡りがありますが(いくつ行けるやら?)

絵画って、やはりすばらしいものだな、と痛み行った次第です。

この感激とは裏腹に、夏の訪れの [暗] として、町を行く若い女性の服装です。

年寄りじみた事を言うと、思われるかもしれませんが、あんなに裸同然の恰好をしていて、

いいのでしょうか。ほとんど下着のような、パジャマのような、お尻ぴちぴちのショートパンツに

胸元が大きく開いて、覗きこめば胸の谷間が十分見えてしまう服を、

なんで不特定多数の大勢の人がいる町中や電車の中に

着て出かけるのでしょうか?そんなに暑いのでしょうか?裸になりたいのでしょうか?

女性の私でも(一応女です)目のやり場に困るような服装で、混んだ電車に乗る人の気がしれません。

迷惑防止条例で最近チカン対策も進んできたようですが、いかにもチカンさんに狙って下さいと言わんばかりの

服装は、逆にわいせつ物陳列防止条例か何か作って、取り締まったほうがいい女の子がいっぱい居たことです。

最近は小学校の低学年の女の子も、流行の雑誌から同じような服装で町へ出かけることもあるそうですが、

どうぞ保護者の皆様、裸同然で歩く事の無いよう、ご指導ください。渋谷駅前の109ビルが大繁盛なのはいいですが、

自分をもっと大切にして、おしゃれを楽しんで欲しいと思います。私もおしゃれをするの大好きです。

でも流行のファッションを見につけるのと、裸同然で歩くのとは違うでしょう。

夏は肌の露出度がそれでなくても上がりますから、要注意です。冷房の利いた室内ではきっと

風邪をひきます。

さて [明] の方は、私にとってだけの明でしょうが、夏の訪れを感じる2つの生き物と1つの植物に今年も会えました。

1つは「ニイニイゼミ」。 10日の早朝10時ごろまで鳴きました。このセミの声がすると、「いよいよ夏休みだなー」、 

の気がします。今年も聞けてうれしかったです。なにしろ季節を感じる虫や風景が様変わりしていますから、

同じ場所で、同じように感じられることがうれしいです。

2つ目はヘビ。本日お山で2種類のヘビに遭遇しました。

実は毎年この時期にお山では会っていて、彼らは鳥に匹敵するほど逃げ足が速く、

写真にはなかなか収められません。1種は「ヒバカリ」というおとなしいヘビ。

カエルやミミズなどを食べます。水辺が好きです。(学研図鑑より)

もう1種はシマヘビの子どもでそれも真っ黒系。カラスヘビとも呼ばれる黒化型。

水田から山地森林にすみ、さまざまな脊椎動物を食べます。(学研図鑑より)

前回「アズマヒキガエル」をご紹介しましたが、あの子も食べられちゃうかも!

毎年会えるヘビさんたちにも夏の訪れを感じるのでした。

そして3つ目は夏の花。お山の「ヤマユリ」、 これも毎年株数は少ないですが、

見事に咲いてくれます。この花の発生も、お山がお山としての機能をなしえている証です。

素敵でしょう。自生種ですよ。そしてこれは神奈川県花です。

Filed under: お山の様子(生き物と植物),未分類 — itsuko 16:28

< めざせ、スペイン! >

4年に一度のサッカーワールドカップアフリカ大会が終わりましたね。

スペインとオランダの試合はジリジリしました。なかなか得点が入らず、

また寝ちゃおうかと思いましたが、朝の準備をしながらちょっと洗面所へ

行った瞬間にゴールが決まっちゃって、「何よーーー、3時半から起きていたのにーーーー。」ていう感じでした。

もどってみたらスペインチームがぐちゃぐちゃのお団子状態になっていました。

スペインは試合全体を支配していたので、優勝は良かったのですが、私はオランダに勝って欲しかったので、

ちょっと残念です。

でもスペインサッカーはこれから日本が目指す、パスサッカーのお手本らしいので、あのスピーディーな

速さと個人の技量を磨いて、次回はベスト4へ行きましょう。皆さんでまた応援しましょう。

スペインチームには最大の拍手を送りましょう。おめでとう!

でも日本は選挙があったのでもし、もし、もし日本チームが決勝へ行っていたら、放送はどうなったのでしょうね?

誰も選挙結果なんて気にしなかったかも・・・・・。

まあそんな架空の出来事を想像する事ありませんね。

とにかく日本代表が決勝へ出られる日まで、長生きしましょう。

Filed under: 未分類 — itsuko 15:17

< 出ました。 >

今日は、これ!

お山の住人のお出ましです。

   

アズマヒキガエル  砂場まで降りてきたようです。帰り際にはみんなに見てもらいました。

どの子もその大きさに、びっくり。

もう少しきれいな色だといいのですが、やはりグロテスクでしょうか。

ヒキガエル類は目の後ろから毒を出すので、いきなり「ムグッ」と掴んではいけません。

でもちょっとみんなには触ってもらいたかったので、後ろ足の部分を掴んで、足の先を

ペンペンと触ってもらいました。(よく手を洗ってね)

年少さんの方がよく見ていましたね。

きっとびっくりしているのでしょうね。初めて見るのですから。

毎年山の池に産卵する種は、このカエルです。

丁度7月上旬に再び土から出てきます。うろうろ歩きまわるので、時々道路なので

引かれてしまいます。夜間走行要注意です。

カエルは生態系ピラミッドの丁度中間に位置し、その存在はとても大切です。

ヒキガエルに限らず、どうぞカエルを大事にしてください。

それにしても今日は小学校との交流活動が大変でした。

今年度から年少さんと6年生が活動することになり、ちびっこは目をまんまるくしてお出迎え。

年長さんは1年生と同じ仲間感覚で大はしゃぎ。卒園児も多いので、勝手知ったる我が家に

戻ってきたような縦横無尽振り。久しぶりに幼稚園で遊べてうれしそうでした。

400人ほどの小学生が来園するのですから、何かあってはいけませんので教職員総がかりで

対応し、無事に活動を終えました。やれやれです。

この活動の報告は広報紙や幼稚園日記でお知らせしています。

< 半袖ちゃん物語 第1話 >

ホームページのトップに「日々更新中」とありますが、時々疲れちゃってサボってしまいます。

見て下さっている方々にはごめんなさい。

今日から何話続くか分かりませんが、「半袖ちゃん」と題してある年少さんの

お話しをお送りします。

その1話目。この子の成長ぶりをお伝えしましょう。

その子はいつも廊下にいました。いつも先生の後について、ふてくされていました。

一応毎日幼稚園にはやってきます。

「やだー、やだー」と泣きわめく事はありません。何もこちらが言わなければ・・・・。

でもクラスに入れようとすると抵抗し、しまいにはワーワー泣き叫びます。

しょうがないので大好きだという「トーマス」goodsを渡し、気分を和ませてあげました。

でも毎日これではいけません。時々怖い顔をして、「自分で出来ることはやりましょう。」と

お灸をすえに行っていました。

そんなこんなで2か月が過ぎました。

私はいつも遠目からその子の態度、先生の対応をチラチラと見ていました。

6月に入りました。私はまだ笑った顔を見ていません。いつもふてくされています。

でも少し聞き分けが出来るようになってきましたし、クラスにもスーと入るようになりました。

玄関のツバメを一緒に見た時は、ちょっと微笑んでいたかな。

担任の先生の根気強い対応(私はしびれを切らしていましたが)が徐々にじわじわと効いてきたようです。

衣替えも過ぎましたから、みんな半袖のブラウスに変わっても、

その子はいつも長袖でした。家では自分で選んで着てくるようですが、ガンとして長袖にこだわっていたようです。

そんなある日、またまた廊下で先生と格闘していました。

今回はお弁当のランチマットをどうしても片付けない、と言います。

かばんごと廊下に出て来て、いつものように根気強い説得が始まった時、

運悪く、私に見つかってしまったのです。

2対1で戦いに挑みます。廊下に座り込み、根気比べ。

「自分の出来ることはやりましょう。」「それを、わがまま と言います。」「自分の持ち物は大事にしなさい。」

「それじゃお箸が入りません。」「要らないのなら先生が全部もらいます。」「寝転ばないで、座りなさい。」

格闘が続く中、気がつきました。やはり長袖なんです。

この日も湿度がたっぷりで、とても暑い日でしたから、当然汗でびっしょりです。

そこで空かさず攻撃の第2段。

「長袖じゃ暑いでしょう。」私はどんどん袖をまくって行きます。

「だめー、いやだ。長袖がいいーーーーーーー。」

「長袖じゃ暑いよ。ほら、まくると涼しいでしょう」「手を洗っても濡れないよ」

と言いながら左右の袖をどんどんまくって行きました。

その子はまくられた袖を片方ずつふてくされながら下まで降ろします。

また私がまくりあげます。この繰り返しを何回続けたでしょうか。

とうとう私のねばり勝。袖を下におろさなくなり、ランチマットにお箸セットを置いて、

たたみ出しました。そこからは無言。

その子は身の回りの事は何でもできるのです。

ただおへそがいつも背中にお出かけしているだけです。

10分近くはたったでしょうか。担任の先生はクラスがあるので部屋へ戻りましたが、

その子はじっと私が見つめる前で、しっかりとお箸をランチマットに包み、カバンに入れました。

丁度帰り支度の時間で、クラスメイトがトイレへ次々と出てくる中、私がその都度

「やったー、やったー、出来た、出来た」「やれば出来るね。」と繰り返し、偉い、さすが、と連呼していました。

クラスメイトもつられてその子を誉めながら、頭なんか{いい子、いい子}されちゃって、

いつもと勝手が違う顔でクラスに戻って行きました。

それが金曜日。そして次の月曜日。

なんとその子が半袖を着てきました。しっかり自分で選んだそうです。

私にまたまくりあげられるのがイヤだったのか、やっぱり暑いから半袖は涼しいと感じたのか分かりませんが、

まずはその事を驚きと共に茶化しますが、ニタニタするだけであくまでもクールに無言。

そして朝の外集合で最大の驚きがやって来ました。

今まで一度たりとも参加しなかったリズム体操を、何食わぬ顔をして、しっかり、それもとても

上手にやるのです。きちんと自分の列に並んで。並ぶのが大嫌いだったのに!

彼に何が起こったのか・・・・・・。

金曜日の無言の格闘が、彼の琴線に触れ、見事に響き、変貌して登園したのです。

「これじゃいけない、ちゃんとしよう。」と思ってくれたのでしょうか?

何年やってても、子どもは不思議で面白いと感じる瞬間です。

その日からその子を「半袖ちゃん」と称しました。

それ以来毎日半袖です。

これからこの半袖ちゃんが、どのように進化していくか、見つめて行くことにいたしましょう。

ちなみに今日は運動会のお遊戯をまったくやらず、以前のようにふてくされた顔で、

先生の机の下に潜り込んで、くにゃくにゃしていました。

ちょっと顔を見に行ったら、「オッ、・・・」という顔をしましたが、ごろりんと寝転がりポンポンで遊んでいました。

子どもはいつの時代も恐るべし、です。

これからの成長が本当に楽しみです。ガンバレ半袖ちゃん!

Filed under: 未分類 — itsuko 19:21

< 頼むよ、S君! >

昨日も東京の北区では局地的な集中豪雨があったとニュースになっていました。

「ゲリラ豪雨」と呼ぶそうですが、テレビでは人の腰ほどの水位の中を消防隊員が歩いているシーンが映されていました。

九州の鹿児島や長崎では連日の雨で、土砂崩れも起きていて、本当に心配ですね。

いつも空を眺めては恨めしく思われている事でしょう。口蹄疫の問題もあり、心よりお見舞い申し上げます。

そこで、この数年の天候の異変。誰もが少しは危惧しているかと思いますが、やはり地球温暖化によるところが

大きいと、各方面の研究者が発表しています。

先日NHKの番組で、台湾で起きた巨大な土砂崩れについて特集されていました。

これも原因は地球温暖化による集中豪雨で、毎回の降雨量が半端ではなく、山々が降った雨を処理しきれず、

地盤そのものが水によって弱くなり、支えている岩盤自体に水がしみこみ割れていく現状があるようです。

そしてあるとき一揆に、山全部が崩れ、一つの村落が一瞬にして壊滅した事の検証番組でした。

この現象は日本の各地でも台湾の規模ほどではありませんが、年々多くなってきているそうです。

ファザードマップなる危険区域を示した地図が、国土交通省により作成されていますが、

誠にただ事では無い状態が、日本のあちこちで予想されているようです。

どうしましょう。怖いですね。いつ、自分の家の周りがそうなるか、また幼稚園の山は大丈夫なのか、

と考えたら眠れなくなりました。

それを少し救ってくれたのが、年長組のS君です。

彼も同じ番組を見ていたようで(午後9時からの番組で、とても幼稚園の子どもが見そうなプログラムでは

ありませんが、お家の人と一緒に、真剣に見たようです)、月曜日の朝、登園するなりすぐに私のところに来て、

この怖い話を聞かせてくれました。その子は「今年はホタルが遅い」「梅雨が遅い理由は・・・・」など、

自然の事象に興味を持っているようです。

私はS君にすがりました。

「S君、これから日本はどうなっちゃうんだろう。怖かったね、テレビ。先生の家の周りにも、お山はあるよ。

崩れてこないかな、どうしたらいいんだろう。」

「先生、僕の家もヤバイよ。雨がいっぱい降ったからね。僕、どうしたらいいか考えるよ。

明日教えるね。」

「そうそう、考えて。S君たち子どもがいろいろ考えて、これからの日本を救ってよ。

頼むよS君。先生はどんどんおばあちゃんになっちゃうから、ながつた幼稚園のお友達に

日本を救ってもらいたいと先生は思ってるよ。」

「う~~~ん、僕考えるね。」

「頼みます。しっかりと考えて下さい。」

「はい。でも何考えるんだっけ?」

「え~~~~~~、だから土砂崩れ、怖いから、どうしたら起こらないか・・・・・・、でしょう!!!!」

「あっ、そうか。わかった。明日教えるね。」

大丈夫かなS君。イヤ、笑いごとではありません。連日のように関東地方のどこかで

ゲリラ豪雨が発生しています。快適で、便利極まりない都市型の生活をしている私たちは、

一たびそれらの機能が停止するとどうにも立ち行かなくなるのです。

これからの社会は今後起こりうる多くの災害を想定し、ただただ利便性とか機能性を追求することなく、

最小限の炭素社会を維持しながら、自分で出来ることは自分でやり、出来るだけ自然の営みに負荷をかけないように

心がけることを伝えるのも、私たち[子ども環境管理士]の役目です。

Filed under: こども環境管理士 — itsuko 17:45

< 巣立ち >

今年もツバメのつがいが巣作りを始めて約2ケ月。

これは口に含んできた水を少しずつ出して、巣の淵を修復しているところ。

毎日徒歩通園で送り迎えをしている皆様には、1度なりともその姿を

見たことがあると思いますが、バス通園の方々はあまりご覧になっていないかもしれませんね。

今年は見事に5羽のヒナを育て上げ、今月2日に5羽すべてが巣立ちました。

卵から孵ってから2週間近くたったヒナ、5羽。口の中は黄色で嘴の淵が白く縁取れれているので、

すぐツバメのヒナ鳥とわかります。落ちてしまったヒナ鳥を識別するヒントになります。

まだちょっと頭に産毛が残っていますね。

これが巣立ち直前のヒナたち。大分大きくなって、親鳥と見分けがつきません。

まだ嘴の周りが白いですね。

最初の日(7月1日)は早朝から午前中にかけて4羽が巣立ちましたが、まだまだ家が恋しいらしく、

巣と幼稚園の周りの電線を行ったり来たりしていましたが、夕方6時には4羽ともしっかり

巣に戻り、ちゃっかり並んでしまいました。

せっかく末っ子の1羽は兄姉が巣立ち、のんびり、ゆっくり巣を独占していたのに、

丸1日、糠喜びをさせられてしまったようです。やっと広びろ使える巣で、ゆっくり羽繕いをしているところ。

これは巣立った1羽とおかあさんが近くの電線に止まっているところ。

まだ尾羽が生えそろっていません。短いでしょう。(左側)

そして7月2日に末っ子の1羽も無事に巣立ち、その日の夕方は誰も戻りませんでした。

今頃は家族みんなで時々電線でエサをもらいながら飛ぶ力を付けています。

夏の終わりごろは集団で葦原(又はヨシ原)にねぐらを取って過ごします。

秋の終わりごろ、集団で南の国へ越冬に帰ります。

十分に飛翔力がついいていないと、途中で嵐などに巻き込まれて命を落としてしまいます。

越冬地のインドシナ半島まで何千キロも旅をするのです。

みんな無事で、とにかく無事に帰って、また来年ここで子育てをしてほしいです。

今年のお父さんとお母さんがきっとまた、ながつた幼稚園の玄関に帰って来てくれるでしょう。

ご多分に洩れずツバメも数が減っています。

どこに巣を作り、何羽孵ったかを良く見ておかないと、気がつけば毎年繰り返された

日本の初夏の風物詩の一つがまた無くなってしまいます。

皆さんの近くでもツバメが子育てをしていませんでしたか?

どうぞ覚えておいて下さい。もしよろしければ教えてください。

私がきちんと記録に残します。来年もこのかわいいお顔に是非会いたいと思います。

おまけにもう一つの巣立ちをご紹介しましょう。

こちらはシジュウカラ。巣箱から飛び立つところです。

  

この子たちも一人前になるにはこの冬を乗り切ることです。今はまだお母さんの後をついて、

エサをもらいます。巣箱から出てまずすることは、「糞をする。」です。

いかにも小さい幼鳥の様子が分かりますね。

みなさん、どちらも温かく見守ってくださり、ありがとうございます。

野生の生き物=wird life? たちをよろしくお願いします。

Filed under: 鳥・トリ・とり — itsuko 16:10

< 水遊び、楽しいね。 >

今日は年中さんの水遊び。

プールで泳ぐのも楽しいけど、夏はやっぱりこれでしょう。

本当は何回もやりたいところですが、なかなか時間が取れません。

ましてや天候も関係してきますから、難しいです。 でも今日は出来ました。

子どもはもちろん、先生も大はしゃぎ。

新任のK先生は、「楽しかった!」と言いながら後片付けをしていましたが、

いつまでも濡れたままのTシャツで駆け回っていたので、

「風邪を引くから先に着替えていらっしゃい。」と叱っておきました。

まったくもう、子どもと同じなんだから・・・・。

  

  来週も晴れるといいですね。今度は年少さん。

Filed under: 幼稚園活動 — itsuko 18:40

< 教育は百年の計なり >

卒園児さんのお母様にお会いしました。

私に会ったら伝えようと思っていたことがあったそうです。

「先生、ながつた幼稚園の卒園児でうれしかったです。

小学校1年生になり、今のクラスは半数ほどの子がながつた幼稚園の卒園児です。

そしてこのクラスは大変評判がいいです。

なぜなら、とても落ち着きがあり話をよく聞きます。忘れ物がほとんどありません。

お友達同士大変仲が良く、一人ひとりがとても優しいです。

と、小学校の先生に言われました。それを聞いて、私(母)はとても鼻が高く思え、

入園前はどの幼稚園にしようかと迷って決めましたが、ながつた幼稚園に入れて

間違っていませんでした。ありがとうございました。」

と言うことです。

そうか、みんなきちんと、しっかりやっているんだ。私たちの幼児教育の考え方は

間違っていなかったな。 しっかり子どもたちに根付き、小学校で生かされているんだ。

と思い、やはりうれしかったです。

そのお母様はこうもお話しされました。

「母も教育されました。」  です。

教育には百年係ると昔から言われます。百年はほとんど人間の寿命以上ですから、

この言葉は一生が教育なんだの意味なんでしょう。

確かに、毎回懇談会で保護者の皆様に子どもたちの事以外でもいろいろ話しています。

大人のマナー、話し方、物事の進め方や考え方、などいろいろです。

もちろん私も日々学びながら、刻々と変化する一般常識と照らし合わせて、また子どもたちにとって、

幼稚園という社会性を身につける初めての場での保護者としての責任や義務。

こんな事をありのままに伝え、よりスムーズに気持ち良く、多くの人が納得行くように考えて伝えています。

そんな事が少しでも役にたっていただいたのなら、またこれも喜びであり、励みにもなります。

これからまだまだ子どもたちは多くの体験をし、心の成長が見られるでしょう。({見れる}ではありませんよ)

その成長に着かず離れず寄り添って、お母さん・お父さんの責任を果たしてもらいたいと思います。

まだまだ長いです。百年ですから。本当の結果が出るのは先ですが、基礎が出来た事は幼児教育にとって

何よりの成果です。ありがとうございます。

でも、入園前に悩まれた理由が、ながつた幼稚園はいろいろなうわさがあって、どれが本当か

分からず悩んだ、とおっしゃいました。なんだ、何のうわさだ。そんなにいろいろ幼稚園の噂って、

飛び交っているのでしょうか?????????

今度はどなたかその飛び交っている噂を教えてください。

教育は百年後にも受け継がれますが、人の噂は85日ですから、まっいいか!

Filed under: 未分類 — itsuko 19:59
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