< 震災の朝に虹を見る >
3月11日は私たち日本人には幾つもある、忘れてはならない日の一つですが、
今日その日は昨夜からの風雨が残り、「きつねの嫁いり」のような天候で開けました。
案の条、北の空にはうっすらと虹が出て、被災者の鎮魂を祈る空に、魂の叫びを、そして安らぎを感じるような朝となりました。
大震災の話は、先日の避難訓練の時に子どもたちにも話しましたが、
もうあの日から8年も経つのですね。
改めて思う自然災害の恐ろしさ。そして一瞬にして全ての財産や家族を亡くされた人々の悲しみや苦しみ。
決して忘れてはなりません。
今日は卒園式の最後の練習も行いました。
一人一人に賞状を渡していると、子どもたちの成長を痛いほど感じます。
生きている事の素晴らしさと、大きくなることの喜びをこの日は一層強く感じます。
毎日を大切にし、また訪れるであろう自然大災害に備え、多くの亡くなった命に心を寄せて、これからも復興を応援しましょう。
今日の新聞には神奈川県の獣医師会がペットとして家族と一緒に過ごしていたモノ言えぬ小さな命も同じ命であることを訴えていました。
動物は私たち人を癒す生きもので、彼らの安定した生息環境そのものが人にとっても最高の住処であることを忘れないようにと伝えています。
飼育動物も野生動物も人と同じ命であることを感じながら、皆であの災害を思い出し、今後の生活に、そしてこれからの生き方に生かしていきましょう。
合掌。