先日鎌倉沖(由比ガ浜?)にシロナガスクジラの赤ちゃんが流れ着きました。
お母さんと離れてしまい、母乳が飲めないことで衰弱して流されてきたようです。
そうです、クジラは哺乳類で乳を飲んで育ちますが、
何と乳を飲んでいるはずのお腹から、ビニールの破片が見つかりました。
研究者に衝撃が走ったのです。海を泳ぐときに口から飲み込んだのでしょう。
そして本日報道のトップニュースが、いよいよ人の飲む水道水に、マイクロプラスチックが混入されていた、というニュースです。
ついに私たちの生活にも紛れ込んできました。
人に害を及ぼすかどうかはまだはっきりとわかっていませんが、少なくともプラスチックの破片です。いいわけがありません。
地球上にあふれているプラスチックの脅威が本当に現実になって来ました。
日本は2015年のパリ協定で決まった最新の地球温暖化条約に批准していませんし、
訪米の大手企業が打ち出した、プラスチック製のストロー廃止についても、日本政府や企業はまったく無視状態です。
日本は特にプラスチック製品があふれている国です。
ミクロネシアの国々では、自給自足生活が続き、自然物を消費してきましたから、ゴミと称する食べなかったものも、
自然にそのまま捨てる習慣がありました。土に返していたのです。そして自然物は土にかえるのです。
しかしあらゆる商品がミクロネシアの島々にも流通するようになって、
もちろんプラスチック製品も入って来ました。
人々の生活習慣はいきなり変えることは出来ません。
ですから食べないプラスチック製品も同じように家の外にポイポイと捨てました。
道にも畑の端にも、海にもです。案の定、海辺はゴミだらけです。
大きな洪水があるとそれだけで多くのゴミが海に流れ出します。
一体この問題はどうすればいいでしょう。
人々の意識しかクジラやウミガメやそのほか多くの物言わぬ動物を救うことは出来ないでしょう。
みんなで心掛けましょう。プラスチック製品を出来るだけ使わない。
使った場合のゴミはきちんと分別方法に沿って処理する。
私は環境保護団体の活動も手伝っているので、特にこの問題について多くの事を見聞きします。
地球上で大変なことになっています。世間一般にはなかなか話題にならないので、知らない人も多いでしょう。
地球には人以外の生物がたくさんいることを、多くの人が感じて欲しいです。